筋トレがダイエットに有効である事は紛れも無い事実ですが「筋トレをすると太る」という誤解も結構あります。
そこで今回は「筋トレは太ると思われている原因」について考察してみたので紹介したいと思います。
ぶっちゃけると大半は誤解です。筋トレをしても太くなる事はありません。
もちろん体質によっては大小の差は出るとは思いますが、基本的に筋肉で太る事は非常に難しく困難なのです。
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もくじ
筋トレをすると太る?
筋トレを敬遠する人に話を聞くと「マッチョになりたくない」「太くなりたくない」って意見が非常に多いです
また「筋トレをすると体重が増える」という意見も多いですね。
これらは大体誤解だったり「中途半端な所でやめたから」と言う問題だったりします。
今回はそれについて紹介していきます。
筋トレをすると体が太くなる?
「筋トレをすると体が太くなるから嫌だ」と言う意見をよく聞きます。
話を聞く度に「そんなに簡単に太くなれると思ってるのか?」と疑問に思ってしまいます。
この誤解を今回解きたいんですが、筋トレで太くなるためには血の滲むような努力が必要です。
ムキムキのマッチョになるためには数年間が必要ですし、その間に鬼のようにフリーウエイトのトレーニングを積む必要があります。
ちょっと筋肉があるかなー?ぐらいの体になるのすらかなりの苦労が必要です。そうそう簡単には太くなれません。
あくまで筋トレで太くなるのは「速筋を重点的に数年間鍛えた場合」に限ります。

筋肥大のメカニズムとやり方…マッチョマンを目指すなら覚えておこう
マッチョマンになる事がどれだけ難しいか、一度でも目指した事がある人はよくわかると思います。ですが未経験者が何故かそれを敬遠して筋トレをやろうとしないのです…。
筋トレをした翌日は体重が増える?
筋トレをすると翌日に体重が増える事があります。
ただこれはあくまで筋トレ後には、筋繊維に水分が蓄えられやすくなるだけの話です。
筋肉痛などが収まるに連れて体重はまた戻ります。一時的に水が溜まりやすくなり、その結果ちょっと体重が増えるだけの話です。
たった一日筋トレをしたぐらいで、筋肉が増えて体重が1~2kg増えるなんて事は絶対にありえませんので安心してください。
そんな事になったらその人は1ヶ月で30kg筋肉が増えてしまいます。2ヶ月あったらもう立派なプロレスラーやボディビルダーの出来上がりですよね。
そんな事あってたまるかっ!笑
脂肪より筋肉の方が重い
ただ筋トレを続けていくと、本当の意味でも一時的に体重が増加する事はあると思います。
何故なら脂肪よりも筋肉の方が体重が重いからです。
1kgの脂肪と筋肉の体積の違いを表現した画像はあまりにも有名ですよね。実際にお肉を料理する時でも、脂肪部分と筋肉部分(赤み)を持ち比べてみて下さい。どう考えても脂肪の方が軽いから(笑)
だからどうしても筋肉が増えてきて、脂肪がまだ落ちていない状況になると、一時的に体重が増えてしまう事もあるわけです。
だからそこは個人的には仕方ないと思います。同時に完全に脂肪もなくせれば体重も落とせるかも知れませんけどね。
ダイエットは体重が総てではない
ダイエットで誤解をしてはいけないのは、体重を総ての基準に考える事です。
体重が60kgの人で脂肪だらけの人と、体重が60kgで脂肪が一切なくて筋肉がギッシリ詰まっている人では、見た目は一切異なります。
体重を基準に考えるのは最も愚かな行為だと僕は思っています。
最も大事なのは見た目でスタイルのはずです。体重を気にして結局筋トレを止めてしまっては、最終的にはスタイルが崩れてしまいます。
筋肉が少なくなりすぎると、結局脂肪が増えていきますし、その脂肪もたるんでしまったりするので、絶対に良い事じゃありません。
男性に限らず女性でも、美しい肉体をキープするためには筋肉は必要不可欠です。それは歳を重ねれば重ねるほどに顕著になっていきます。
海外のセレブな女性達も、日本のグラビアアイドル達もしっかり筋トレしている事実を早く皆さんには知って欲しいですね。
筋肉と脂肪は同時に増減する
覚えておいて欲しいのは、筋肉と脂肪は同時に増減すると言う事です。
つまりダイエットをするために食事制限をして「消費カロリー>摂取カロリー」の状態にしている間は、どれだけ筋トレをしても筋肉が増える事はないのです。
筋肉の増減は摂取カロリーでコントロール出来る
あくまで筋肉と脂肪は同時に増減する事、それは摂取カロリーや糖質の量で変わる事を覚えておきましょう。つまり食事制限をして摂取カロリーを消費カロリーより抑えていれば、絶対に筋肉が太くなる事はありません。
つまり「太くなるのがイヤだ」って言ってる人は、基本的に「痩せたい」と思っている人ですよね?そういう人は当然カロリーを控えめにするのが常識です。
その食事制限をしっかりカロリーを測って適切に行なっておけば、筋トレしてても筋肉が増えて太くなるなんて事は起こりえないのです。
むしろ筋トレはむくみの原因を解消し、消費カロリーを増やしてくれるので、細くなっていく手助けをしてくれます。そして筋トレをしながら減量する事で、筋肉が減る事を抑えて「痩せやすい肉体」になっていきます。

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だから実は筋トレをしたからって体が太くなる事はありえません。
その時点で貴方のカロリーコントロールが間違っている証拠なのです。
タンパク質を多めに、糖質を少なめに、カロリーを控えめにすれば太くなる事はありえない。体質の違いも大なり小なりあるでしょう。適切に栄養を摂取した上で、自分に合ったカロリーコントロールをしなければいけません。
カロリーを多めに取れば筋肉がついていく
当然ですが、カロリーがプラスになるように摂取していけば、そこで筋肉がついていきます。ですがその際に同時にちょっと脂肪もつくのです。
これを「増量期」と言います。ボディビルダーの人は増量期で脂肪と一緒に筋肉を増やして、大会に向けて減量期で脂肪を根こそぎ削ぎ落とします。
この際に気をつけないといけないのは「いっぱい食べて太ってから鍛える」のではなく「食べて太くなりながら鍛えているから筋肉が増えていく」という認識でないといけないと言う事です。
同時に増減するとはそういう事です。カロリーを控えめにすれば脂肪が多めに、筋肉が少なめに減っていく、カロリーを適切な量で多めに摂取すれば筋肉が多め、脂肪が少なめに増えていく…と言うわけです。
ダイエットのために筋トレをしてる人が、筋肉を得るわけがないのです。あくまで筋トレダイエットで摂取カロリーを制限している間は「筋肉をキープするため、痩せるために筋トレをしている」という認識でいて下さい。
痩せるためには筋肉が必要不可欠である事は紛れもない事実であり、美しいボディラインを作るためにも筋肉は必要です。
そうなると男女共に筋トレは必須である事は改めて言っておきたいです。

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何故ライザップがここまで流行ったのか?
ライザップを知らない人はほとんどいないでしょう。特に筋トレ、またはダイエットに興味がある人は9割以上が名前ぐらいは聞いた事があるはず。
それはプライベートジムの方針が「絶対に痩せる方法」だからです。科学的に実証されたカロリー計算、筋トレを行っているから絶対に痩せるわけです。
そのヒントは筋肉のみを増やしているボディビルダー、体重をコントロールしている格闘家の理論を参考にすればよくわかるはず。
筋トレをして筋肉を落とさず、脂肪ばかりを落とす事で効果的に痩せる事が出来るわけです。
プロボクサーなんて、あんなに強いのに見た目全然細いですよね?あれはよけいな脂肪を全然つけてないからです。毎日ハードなトレーニングをしているにも関わらずあの細さなんですからね。
正しい痩せ方をしてれば太くなる事はないから大丈夫です。筋トレと言っても栄養の摂り方、筋トレのやり方によって全く効果が異なってくるので大丈夫ですよ。
少なくとも太くなるためには、筋肥大するだけの負荷を適切に与えて食事を多めに摂らないといけないので、食事に気をつけていればまず太くなる事はありえませんので安心してください。
どうしても自分でやる自信がない人、わからない人は大人しくプロに任せましょう。プライベートジムが人気なのは「高いお金は支払うけど、確実に痩せられる方法だから」です。
わけのわからんサプリを飲んだり「これだけで痩せられます!」なんて器具を購入するよりは、食事と正しい筋トレのやり方を適切に教えてくれる所に行って知識を得たほうが絶対に良いと僕は思います。