皆さんは人間が何故痩せるか理解していますか?腹筋をすればお腹が凹むと思っていませんか?とりあえずジョギングすれば良いと思っていませんか?
人間が痩せる仕組みは実にシンプルです。今回は人間が痩せる仕組みについて紹介したいと思います。
これは最低限のダイエットを行う上での大原則の大前提です。まずはこれだけは頭に入れておいて下さい。
人間は摂取カロリーより消費カロリーが上回れば痩せるのです。
ではこれについて、誰でもわかるように細かく書いていきます。
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もくじ
摂取カロリーと消費カロリーとは?
簡単に言うと食べて得るカロリーの事を「摂取カロリー」運動などをして使うカロリーを「消費カロリー」と言います。
ですが紛らわしい事に消費カロリーについては「基礎代謝」も含まれてくるので、ちょっと面倒な話になります。摂取カロリーについては単純に「食べた分のカロリー」と覚えればOKです。
基礎代謝は個人差があるので把握しておこう
基礎代謝に関しては個人差があります。年齢体重性別によって多少の差が異なるので、自分の基礎代謝については計算して覚えておきましょう。
その基礎代謝+運動した分のエネルギーが消費カロリーという事になります。
これらについて細かい事はこちらに載ってます。今回はあくまで痩せる仕組みにだけ集中して紹介しますね。
消費カロリー計算の簡単なやり方はウェアラブルデバイスを使う
毎日自分の摂取カロリーと消費カロリーを計算する癖をつけなければ、正しいダイエットをする事は出来ません。
「でも消費カロリーなんてさっぱりわからん!」って人がほとんどでしょう。実は僕もさっぱりです(笑)
そこで便利なのが「ウェアラブルデバイス」です。簡単に言うと今は自分の腕につけておくだけで、心拍数・歩数・移動距離・登った段差の数などを計測してくれる機械があるんです。わーぉ近未来的!
僕が使っているのはFitbitさんの「Charge HR」です。これをつけておくだけで、アプリやウェブサイトで自分の運動量を毎日チェックする事が出来ます。
細かい事は僕の別ブログ「ガジェ論」にて書かれているのでチェケラッチョしてみて下さい。
FitbitのchargeHRを使ってみた感想…心拍数で運動強度を見たい人にはオススメ!
アプリから消費カロリーの計測が可能
アプリを開けば自然と基礎代謝と動いた分の消費カロリーが計測されて溜まっていくので、自分の消費カロリーをすぐに計測する事が可能になっています。
これが非常に便利、もちろん完全にここで表示されている消費カロリーが100%正しいとは言いませんが、ある程度の目安にする事が可能です。
摂取カロリーの計算も可能
食べる料理についても、アプリ内で計測をする事が可能になっています。
食べた料理などの情報を入れて、食べた量は計りを使えば計測する事が出来るので、それで摂取カロリーについても調べる事が実は可能です。
ただ摂取カロリーを調べるアプリはいくらでもあるので、別にこれにこだわる必要はありません。ただどうせCharge HRを使うなら、同じアプリ内で計測する方がわかりやすいです。
1kg痩せるために必要な消費カロリー
脂肪は1gで9カロリーと言われています。
つまり簡単に計算すると、1kg痩せるためには約7200カロリー消費する必要があると言う事です。
摂取カロリーと消費カロリーを計算して、1日で何カロリーマイナスにするべきなのかを考える目安になると思います。
毎日500カロリーマイナスにすると?
例えば摂取カロリーと消費カロリーの割合を、毎日500カロリーマイナスになるようにしたら?適当に×30すると500×30日=15000カロリーになります。
これまた単純計算で月に2kgづつ脂肪が失われると言う計算が出来るわけです。あくまで目安ですが。
これが痩せる大原則です。この原理について覚えておかないと、痩せようと思った際に間違った手法を取ってしまう事があるので注意しましょう。
消費カロリーを増やしつつ摂取カロリーを減らすのが手っ取り早い
つまり「摂取カロリーを極限まで減らせば良いや!」とか「消費カロリーを極限まで増やせば良いや!」なんてのは間違いなんです。
どっちか片方だけを頑張っても無意味。例えば運動しまくれば当然エネルギーが消費されるのでお腹が空きますよね?
「あ〜今日はお腹すいたから食べよっと」とか言ってたら結局摂取カロリーが増えるので全部無意味なわけです。
逆に摂取カロリーを極限まで減らすとしますよね?すると「お腹が減って力が出ない…動く気にならない…」と消費カロリーが減ってしまいます。どっちも効果が薄いんですよ、人間はそのように出来ています。
両方を適度に増減して効果を最大限に高める
つまり適度にカロリーを摂取し「自分に必要な栄養素をたっぷり摂る」事が最も大事、その上で消費カロリーを増やす努力をすれば一気にカロリー収支をマイナスにする事が出来て痩せる事が出来るってわけです。
これがダイエットの最も効率の良いやり方なんです。
- 絶食すれば痩せる!
- この運動をすれば食べまくっても大丈夫!
- これさえ食べれば痩せる!
- これさえやれば痩せる!
なんてのは全部幻想、甘えん坊に向けた罠です…ご注意を…。
カロリーを限りなく正確に計算するのが一番楽
消費カロリーを増やす、摂取カロリーを減らす、これを適度に軽く行えば実は簡単にカロリー収支をマイナスにする事が出来るのです。それをやるのが一番手っ取り早く、そして楽なんです。
「あとどれだけ減らせば良いの…」と先が見えずに食事制限をするより「これだけの量なら絶対大丈夫」と確信して食事制限する方が、メンタル的にもダメージはありません。
「この運動さえしてれば絶対大丈夫」と把握して消費エネルギーを増やしている方が、メンタル的にはダメージはありません。
この消費カロリーと摂取カロリーの関係について覚えておくだけでも、ダイエットが凄く簡単に思えてくると思いますよ〜!!
ちなみに太くなりたい人は逆にカロリーがプラスになるようにするだけですよ。
体質に関しては自分でデータを取ろう
ただこれ、最大の落とし穴は「太りやすい」「痩せやすい」体質の人がいるという事でして…それに関しては人のデータよりも自分で実際に行ってデータを取る方が良いでしょう。
毎日500カロリーマイナスにしているはずが痩せない…一ヶ月やっても1kgも落ちない!って場合は、700カロリーマイナスにしてみるしかないわけですよ。
ただこの際に実は一気に落とそうとし過ぎていて、停滞期に入っている可能性も0ではないので、その辺りは注意しないといけませんが…。
また逆に痩せやすい体質の場合は500カロリープラスにしているはずが全く太れない…筋肉が増えていかない…って事もありえるので、その場合はまたプラス200カロリー追加してみるとか、そういうデータを自分で取っておくと良いです。
「マイナス700カロリー計算じゃないと痩せていかない」
「プラス700カロリー計算じゃないと体重が増えない」
なんて人も存在すると思います。それについては個人差があるし、計算方法が間違っている可能性もありますし、一概には言えません。
自分に合ったカロリー計算方法を見つけ出す事も、ダイエットには必要だと思いますよ。
この大原則は基本中の基本
カロリー計算は筋トレとダイエットの基本中の基本です。これをやる前から「痩せれない」「太れない」って悩むのは、ちょっと勉強不足になってしまうので注意です。
カロリーを極限まで減らしても、逆に肉体が「このままだと死ぬから脂肪を増やそう!」っていつもより太りやすく痩せにくい体質に変化する事を「停滞期」と呼びます。
結局極端にやり過ぎても損をするので、ダイエットは無理にやらずに運動と食事制限の両方をやる事が大事ですよ〜。